プロフィールについて

社会保険労務士として独立した年にゴルフを始め、それ以来私の唯一無二の趣味となりました。今では生涯の趣味という枠を超えて、「自分の最期はゴルフ場で迎えたい」とさえ思うほどです。しかし熱い思いとは裏腹に、ゴルフの腕はなかなか上達しません。そんな私ですが、ひとつ自慢話があります。

忘れもしない2008年7月13日、場所は鶯谷の大富士ゴルフ場5番ホール。120ヤード打ち下ろしのホールで打った、8番アイアンのショットが直接カップインしたのです。思えばあのときは向かい風でした。普段ならピッチングで打つホールです。
私はこの一打を「生涯一度しかない奇跡」だと思い、バックティーで羽団扇楓（はうちわかえで）を植樹しました。秋になると紅葉し、眼下には駿河湾と伊豆半島が望めます。

その昔、武田信玄との戦に敗れた徳川家康は、小豆川家由来の地、丸子（まりこ）に逃げてきました。家康は5～6人の家来を連れて、「腹が減っている、何かないか」と小豆川の先祖の家に入ってきたそうです。家人が対応したもののこれといって何もなく、なんとか小豆粥を用意。家康はこのもてなしに大変喜び、追われる身でありながら一通の書状を置いていったそうです。

その後武田の時代は終わり、家康は駿河に城を構えます。そんなある日、小豆川家に家康の使いがやってきて、書状が実行されることになりました。家康は昔小豆粥でもてなされたことと、書状を置いていったことを忘れていなかったのです。
小豆川の先祖は書状の内容に従いました。笠をかぶって家康に目通り、七瀬・七窪の土地を7町歩拝領。小豆粥から「小豆」の字を、徳川から「川」の字をいただき、小豆川の姓を賜りました。この一連の出来事は、毎年1月15日（小正月）に小豆粥を食べる風習の起源になったともいわれています。

※目通り…身分の高い人のお目にかかること
※町歩…面積の単位
※拝領…貴人から物をいただくこと